僧帽弁閉鎖不全症について

Q.僧帽弁閉鎖不全症とは?

心臓の左心房と左心室の間にある僧帽弁が変性を起こし、弁が完全に閉鎖できずに血液が逆流することによって、肺での血液のうっ滞および心臓のポンプ力の低下による心不全状態がおこることです。

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参考:日本全薬工業サイト

  

Q.原因は何ですか?

発生原因ははっきりとは解明されていません。しかし、弁の粘液変性が炎症や感染に無関係に起こることから遺伝的背景が考えられています。

  

Q.特徴は?

どの犬種にも起こりえますが、特に小型犬のキャバリア、マルチーズ、シーズー、ポメラニアンなどによくみられます。5歳齢ごろから発生することが多く、加齢とともに増加します。

  

Q.どのような症状がありますか?

ワクチン接種時や健診時に心雑音を指摘されることがあるが、必ずしも症状が伴うわけではありません。

進行に伴い

  • ノドにひっかかったような咳
  • 呼吸が荒くなる
  • 運動時に疲れやすくなる
  • 運動を嫌がり、寝てることが多くなる

急性症状としては

  • 天を仰ぐように上を向いて口をあけて呼吸する
  • 舌が紫色になる
  • 血液混じりの泡沫状の液体を吐く

  

Q.治療はありますか?

進行を抑えるために内服治療が中心となります。その他に外科手術もあります。ただし上記のような急性症状がみられた場合は、早急に動物病院を受診してください。

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